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交通局の工事契約案件において、下記のとおり予定価格の積算に誤りがあることが判明しましたので報告します。なお、本件は、受注者及び他の入札参加者に説明し了解を得ており、契約金額を変更した上で工事を継続します。

1．概要

次の工事の予定価格の積算にあたり、作業時間の設定に誤りがあったことから、予定価格が本来より過大となったものです。

件　　名

浅草線西馬込駅～五反田駅間長寿命化工事

契約日

令和3年12月14日

予定価格

\98,574,300.-(税込)

2．原因

一部工種の条件入力にあたり誤った値を入力したため、約2,870万円の過大となったものです。

3．判明の経緯

過年度の類似案件について、積算の照査を改めて実施したところ、今年度の発注工事との相違に気づき、設計の内容を精査したところ誤りが判明しました。

4．今後の方針

当工事は既に契約を締結しており、他の軌道内工事スケジュールへの影響及び受注者が現場着手に向けて材料調達などの調整を既に進めていたことから、契約金額を変更した上で工事を継続します。
なお、算出の誤りを受け、同様の誤りがないか確認したところ、他に算出の誤りが2件ありましたので、併せて報告します。

①浅草線宝町駅～人形町駅間トンネル長寿命化工事（開札前）
②三田線本蓮沼駅～志村三丁目駅間トンネル長寿命化工事（開札前）

※上記２件は公表済み案件でしたが、開札前であるため、案件の取り下げを行いました。
今後、正しい金額で積算し直し、公表を行います。

5．再発防止

設計部署において、算出の誤りの原因、経緯を踏まえ、再度同様の事象がないよう、照査体制の強化を図るなど、適正な積算の徹底に努めてまいります。