白丸発電所
白丸発電所は、白丸調整池ダムに併設された発電所です。
平成12年までは、白丸調整池から多摩川第三発電所までの多摩川の河川機能維持と観光目的から、一定水量を白丸調整池ダムのゲートから放流していました。この放流水を有効活用するために建設されたのが白丸発電所で、周辺の環境に配慮して、その大部分が地下に設置されています。
運用開始年月 | 平成12年11月 |
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発電方式 | ダム式 |
流域面積 | 397.0km2 |
最大出力 | 1,100kW |
最大使用水量 | 5.30m3/s |
最大有効落差 | 24.05m |
地下約40mにある水車発電機室へ向かう
エレベータ
(動画約15秒)
水車 | 横軸フランシス水車 出力 1,114kW 1台 出力 160kW 1台 計 2台 |
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発電機 | 横軸三相同期発電機 出力 1,100kVA 電圧 6,600V 1台 |
主要変圧器 | 三相内鉄型屋内乾式自冷式 モールド変圧器 容量 1,110kVA 1台 |
主要遮断器 | 真空遮断器 電圧 7.2kV 電流 600A 遮断電流 12.5kA 1台 |
白丸発電所は、1台の発電機に大小二つの異なる大きさの水車を所有しています。
大水車は観光放流を行う春~秋の昼間体に使用し、その使用水量は約5m3/s、小水車は維持放流を行う夜間および冬季に使用し、その使用水量は約1m3/sとなります。
2台の水車と1台の発電機

(動画約10秒)
ダム建設時の排水路の空間を利用した発電所
