光が丘公園は練馬区内最大の都立の都市公園。1981年に旧陸軍の「成増飛行場」跡地が整備され、総面積の3分の1が公園として開園しました。都営大江戸線光が丘駅前口から続く「ふれあいの径」は、都内でも有数のイチョウ並木スポットとして知られています。園内には芝生広場や憩いの森、バードサンクチュアリなど自然に親しめるところや野球場、テニスコート、体育館などのスポーツ施設などがあります。ファミリーで秋の一日を過ごすのにも良いでしょう。
危ないからダメ、汚れるからダメ、騒いだらダメ…。そんな禁止だらけの公園遊びとはもうサヨウナラ。NPO法人あそびっこネットワークが管理するプレーパークは、公園の禁止事項が免除されていているので、木、土、水、火などの自然素材や、ロープ、シャベルなどの道具類を自由に使って、思い切り遊べることが魅力です。枯葉を集めてダイビング、長い坂道でウォータースライダー、落し穴づくり、たき火遊びと、子どもたちの発想力と創造力はフル回転、夢中になって遊びます。平日10~13時半は、未就園児親子対象の「ちびっこプレーパーク」。外遊びにまだ慣れていない小さな子どもでも大丈夫。お友だちが楽しそうに遊んでいる様子を見れば、いつのまにか泥んこになってうれしそう。汚れてもいい服と着替えは必携です。
光が丘公園の中に造成された、広さ2.4haの野鳥保護区。自然環境の専門家が設計に携わり、1985年にオープンしました。敷地内には池のほかシラカシやケヤキといった4200本の樹木が植えられており、アオサギやオオタカなどの猛禽類をはじめ、さまざまな鳥たちがやって来ます。観察は、週末や祝日の決められた時間に観察舍からのみに制限されており、備え付けの望遠鏡からバードウォッチングを楽しんだり、管理運営しているNPO法人生態工房のスタッフから鳥や自然についての解説を聞くことができます。平日は観察舍に立ち入ることはできませんが、公園内を散策すればさまざまな鳥や動物たちを見ることができます。
練馬区を中心に、自然体験のイベントを開催しているNPO法人。光が丘公園では、季節ごとに「どんぐり博士になろう!」、「もみじ探検隊」といった樹木観察会を開催しています。公園内にある木や葉っぱ、木の実などを、ただ眺めて解説を聞くだけではなく、見て、触って、香りを嗅いだり料理にして味わったりと、五感をフルに使って体験します。地面にポトリと落ちた木の枝。それが、実はある虫が卵を産んだ跡だったりと、意外な話もたくさん聞けます。その他、剪定枝や木の実を使った工作教室、「クルクルみどりのリサイクル教室」も人気。切り落とした枝も、再利用できることを学べます。イベントは不定期なので、ホームページのイベントお知らせブログをチェックしてください。
光が丘美術館の敷地内にある蕎麦店。会津産の玄蕎麦を石臼で挽き、蕎麦粉9、つなぎ1の割合で打った細打ちの蕎麦は、蕎麦本来の風味とのどごしを楽しめます。桔梗そば(ざる・かけ)820円、天ざるそば1780円。器は、隣の陶芸工房で作られたものを使っており、店内で購入することもできます。埼玉県小川町の養蚕農家をそのまま移築した趣ある古民家風の建物で、都内にいることを忘れるほど落ち着きある時を過ごせます。
古くから田柄に暮らす鳥海源守氏が1993年に開館した美術館。美しい土塀の建物に、日本画、陶芸、版画を中心とした数々の作品を収蔵しています。展示作品は年4回程度入れ替わり、現在は「トキメキ・喜び」をテーマに、日本画家・森田りえ子の作品を中心に展示。四季を彩る草花や、美しさの中にも強さを持つ女性像などを表現した日本画を、静かな雰囲気でゆっくりと鑑賞できます。2階展示室には、名門ウィーン・ベーゼンドルファー社が、オーストリア1000年祭を記念して12台限定で製作した「1000年祭グランドピアノ」のうちの1台があり、月1~2回ピアノを中心とした演奏会を開催しています。