20年前の東京都現代美術館の開館をきっかけに、ギャラリーやショップがいくつも誕生した清澄白河界隈。アートを楽しんだあとに楽しめるカフェも増え、近年はコーヒーの街としても注目されています。アートとカフェを満喫する街歩きに出かけましょう。
開館20周年を迎えた現代美術館。2つの展示室で、企画展とMOTコレクション展を開催しています。館内にはカフェやレストラン、ミュージアムショップがあるほか、美術図書室を併設。国内外の展覧会カタログや美術図書、雑誌などを置いた美術図書室は入場無料。現代アートの世界にどっぷりと浸れます。
隅田川に架かる、昭和3年竣工の道路橋。関東大震災後の復興のシンボルでもあり、国の重要文化財に指定されています。清洲橋の名称は、建設当時の両岸である深川区清住町と日本橋区中洲町からとられたものです。
東京都現代美術館近くにあるギャラリー。絵画や彫刻、インスタレーション、写真など、国内外の若手現代美術作家の作品を中心に紹介しています。ツタの絡まる倉庫を改装したギャラリースペースは、作品と静かに向かい合える空間です。
解体寸前だった風呂なしアパートの「深田荘」が、2012年に古い建物をそのまま改装して「fukadaso」に生まれ変わりました。2階建ての各部屋には、カフェや手芸雑貨店、予約制のサロンなどが入っています。
深川江戸資料館通りにあり、店の外にまであふれている大量の本が目印。美術書やデザイン、建築、写真、ファッションなどアート系のラインナップが充実しています。年代モノの浮世絵や映画ポスター、雑誌が置いてあることも。雑誌は新刊も扱っています。東京都現代美術館の行き帰りに立ち寄りたい店です。
選び抜いた豆を使い、1カップずつハンドドリップでていねいに淹れる、「サードウェーブ」と呼ばれるコーヒームーブメント。その日本での先駆けとなった「ザ クリーム オブ ザ クロップ コーヒー」の1号店です。倉庫を改造し、大きな焙煎機が置かれた店内は、コーヒーの豊かな香りでいっぱい。1杯のコーヒーができるまでを間近に見られるのも、ここならではの楽しみです。
清洲橋通りにあるアンティークな空間のカフェ。革張りのソファーや大きなトランクが置かれた店内で、ゆったりとコーヒーブレークが楽しめます。季節の良い時期には緑が眺められるテラス席もおすすめ。ポートマンズチーズケーキや季節のマフィンなどのスイーツはアーティスティックな絵皿に盛られてきます。11:30~14:00にはランチもあります。
かつて航空会社に勤務していたご主人が集めたエアライン関係のグッズや雑誌、本がいっぱい。店内のBGMも飛行機にちなんだもので、まるで空港ラウンジにいるような雰囲気です。ヒコーキマークが可愛くアートされたヒコーキラテやオリジナルブレンドコーヒー、紅茶などのほか、ハネカフェプレート、キッシュプレートなどの軽食もあります。なお、乳幼児や3人以上の入店はできないのでご注意ください。