JPタワーとして生まれ変わった旧東京中央郵便局の2・3階に開設されているミュージアム。日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館の協働で運営をおこなう公共貢献施設で、東京大学が所蔵する学術標本の展示をはじめ、ワークショップやセミナーの開催などの文化発信拠点となっています。東京大学が明治10年の創学以来蓄積してきた学術文化財を帝大時代に用いられたケースやキャビネットに常設展示。19世紀にタイムスリップしたような空間を自由に見てまわれるようになっています。
ポスター、書籍、パッケージなどの印刷物まで、バラエティ豊かな資料を収蔵。地下にある展示室ではプロローグで印刷の歴史を紹介し、企画展示で印刷との出会いから発展までを解説展示しています。フロアの一角には印刷工房「印刷の家」があり、活版印刷を中心とした技術の伝承やワークショップを行っています。
東京ミッドタウンのガーデン内にあります。日常的なできごとやものごとに改めて目を向け、デザインの視点(SIGHT)からテーマを設定した展示を行っています。10月16日からは「建築家 フランク・ゲーリー展"I Have an Idea"」を開催。建築の常識を覆し、世間の常識に挑戦する作品をつくってきたフランク・ゲーリーをフューチャー。地下にあるふたつのギャラリーとロビースペースをメインに、さまざまな展示で構成されます。
国内外の切手約35万種をはじめ、封筒類、切手関連書籍などを多数収蔵。3カ月ごとに企画展を開催しており、現在のテーマは「城」。切手を見ながら、日本や外国の城や歴史文化を学べます。小中学生なら展示を見ながら答えるクイズに挑戦でき、全問正解すると外国の切手を記念にもらえます。第3日曜に開催される、古切手を使って絵を作る「切手はり絵」も人気。平日ならミニはり絵コーナーで自由に体験できます。
設立者の故・内記稔夫氏が50年以上にわたって収集したマンガ18万点以上を収蔵。特に昭和30~40年代に刊行された貸本マンガが充実しており、水木しげるや楳図かずおといった著名なマンガ家の貴重な初期作品などが閲覧できます。マンガ雑誌も揃っています。なお、1970年以前発行のマンガは資料保護のため、現代マンガ図書館友の会の会員(年会費6000円)に登録しての閲覧となります。
昭和20年代から30年代にかけて、絶大な人気を誇った、きいち(蔦谷喜一)のぬりえを中心に展示。きいちのぬりえには、当時の流行やファッションが描かれています。ぬりえコーナーでは自由にぬりえを体験でき、毎月第3木曜日(10月は15日)の13時30分からは「大人のぬりえサロン」を開催。ビーズやスパンコールなどで飾る「デコぬりえ」を体験できます(要予約)。