電気事業
電気事業のあらまし
東京都交通局が運営している電気事業(水力発電)について紹介します。
- 水力発電は、発電する際に二酸化炭素(CO2)を排出することがなく、水の循環サイクルによって再生可能な、自然の恵みを最大限活かした環境にやさしいクリーンエネルギーです。
- 交通局では、昭和32年以降、多摩川の流水を利用して発電した電気を電気事業者に供給する電気事業を経営しています。現在、交通局が管理している水力発電所は、多摩川第一発電所と白丸発電所(西多摩郡奥多摩町)、多摩川第三発電所(青梅市)の3か所です。
- これらの発電所の最大出力は合計36,500キロワットで、1年間に発電する電力量は概ね一般家庭35,000世帯の使用量に相当します。発電した電気は、入札により決定した都内に電気を供給する電気事業者に売却しています。
水力発電の仕組み
- (1)ダム湖の水を取水口から取り入れる。
- (2)水は水圧鉄管により水車へ送り込まれる。
- (3)水量と落差(高低差)が持つエネルギーで水車を回転させる。
- (4)水車に直結した発電機を回転させて発電する。
- (5)発電した電気は変電設備、送電線を経て電力会社へ送られる。