
近年、感度の高いショップやカフェが店を構える清澄白河。駅から小名木川沿いを歩いて数分、爽やかなミントジェラートのオブジェが見えてくる。ここが本日の目的地、ジェラートの専門店「TUTTO清澄白河店」だ。
イタリア語で“すべての、全部の”という意味をもつTUTTO(トゥット)。“すべての人に、感動のあるジェラートを。”というコンセプトを軸に心も体も喜ぶヴィーガンジェラートを展開している。牛乳や卵など動物性の材料を使わない“プラントベース”のジェラートは、食の選択肢を楽しく、豊かに広げてくれる。
ジェラートのラインナップは多種多様。定番から限定まで18種類前後のフレーバーが並び、カラフルなジェラートを選ぶ時間からワクワクする。
フレーバーの1番人気はチョコミント。実を言うと、私はチョコミントがちょっぴり苦手だ。俗にいう、“歯磨き粉みたいな”人工的なフレーバーの主張が本質を追い越してしまう気がするから。ところがどうだろう?TUTTOのチョコミントを一口含んだ時、驚きが広がった。“協調性が足りないやつめ!”と私が(勝手に)決め込んでいたミントはジェラートの引き立て役に務め、最後に爽やかに、そして上品に香る。これが本当のハーモニー。優しく紳士なミントの立ち振る舞いに、すっかり惚れてしまった。

オリジナル保冷バッグも大人気。
人気すぎて限定メニューから定番で楽しめるようになったというストロベリーミルク。それも納得。一瞬で脳をジャックする濃厚でジューシーなフレーバー。これが乳を使用してないなんて、ちょっと信じられない…。ギルティーフリーでおいしいなんて、隅におけないなぁ。
ときめきがあふれる店内のポップなクリエーションは視覚的に私たちを癒やし、素材や味わいに心血を注がれたジェラートは身体と心を満たす。…これが本物のヘルシーなんだ。

正しく身も心も満たす。それは、美容に良いとか太りにくいとか、そんな即物的なものではない。TUTTOのジェラートを食べ終わった後は、なんだか心が洗濯されたように健康的だ。
自分のご褒美に誰かへの贈り物に、TUTTOの感動をぜひ。


- TUTTO 清澄白河店トゥット きよすみしらかわてん
- メール:info@tutto.tokyo
- 住所:江東区常磐1-3-7ラフィーヴィル清澄白河East1F
- 営業時間:10:00〜18:00
- 定休日:月曜(祝日の場合は翌火曜)
- アクセス:都営大江戸線「清澄白河」駅A1出口から徒歩8分/都営バス[秋26]「清澄一丁目」から徒歩4分
- HP:https://tuttojapan.com/
Instagram:https://www.instagram.com/tutto_vegangelato/

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- 村田倫子Rinko Murata
- @rinco1023
- アパレルブランド「idem」のディレクターとして多数の商品プロデュースを手がける他、ファッション雑誌をはじめ、大型ファッションショー・ラジオ・広告への出演、自らのコラム執筆など幅広い活動を行っている。Instagramのフォロワー数は37.6万人。