皆さんが普段何気なく乗っている電車やバスなどの運行を行っている都営交通。
その運行には、東京でくらす人たちの生活を支える取り組みなど、
意外と知られていないお仕事もたくさんあるんです。
実は身近な都営交通のお仕事、その一部をご紹介します。

柱の補強工事で
地震の被害を最小限に
2011年の東日本大震災後、これまで以上に地下鉄の安全性を高めるため、駅の中柱などの耐震補強工事を行っています。すでにある柱の外側に、鉄筋や鉄板を巻き付けて耐震性を高め、大きな地震が起こっても被害を最小限に抑えられるよう、対策を進めています。


線路や設備に
異常がないか
人の目で点検します
都営地下鉄では、地下鉄4路線の16カ所に、独自の「ゾーン地震計」を設置しています。地震が起こると、ゾーン地震計が測定した震度に応じて、線路やさまざまな設備を人の目で点検して安全を確認します。


エレベーターにも地震への
備えがあるんです
地震の揺れでエレベーターが止まっても、安全を確認でき次第、もよりの階でドアを開けるリスタート機能を持つエレベーターの設置を進めています。閉じ込められてしまった時に備え、エレベーターの中には、非常用防災用品が入った防災キャビネットもあります。


各駅に災害用備蓄品を
準備しています
電車が動き出すまでに時間がかかる場合、周辺の一時滞在施設が開設されるまで、駅構内の安全な場所にとどまっていただくことができます。その間に利用できる災害対策用備蓄品(飲み水、防寒用ブランケット、簡易マット、簡易・携帯トイレ、簡易ライト)を各駅に備えています。


もしもの時は
あわてず落ち着いて
行動しましょう
都営地下鉄では、駅や地下施設の耐震性を高めるとともに、定期的にお客様の避難誘導などの訓練を行い、万が一の災害に備えています。もし駅や電車の中で地震が起こっても、あわてず、駅係員の指示に従って、落ち着いて行動してください。
