皆さんが普段何気なく乗っている電車やバスなどを運行している都営交通。
その運行には、東京で暮らす人たちの生活を支える取組など、
意外と知られていないお仕事もたくさんあるんです。
実は身近な都営交通のお仕事、その一部をご紹介します。
バスの運転手さんになるにはどうすればいいの?
「ねえパパ、バスの運転手さんになるにはどうすればいいの?」と男の子がたずねます。「まず車の免許は必要だよね」とパパ。「車の免許があれば、いま乗っているような大きなバスのための免許がなくても、運転手になるための採用選考に挑戦できるんですよ」と職員さんがこたえます。「じゃあ、パパもなれるかもしれないね!」と女の子がパパの顔をのぞきこみました。
研修所で受けるとくべつな授業
採用選考に受かっても、すぐに運転手になれるわけではありません。「採用された人は、交通局の研修所というところでとくべつな授業を受けるんです」と職員さんが言います。バスの運転を学ぶのはもちろん、バスの中のきかいのしくみやマイクでの案内のしかた、車いすの取り扱いなど、さまざまなことをこの授業で学びます。「交通局には、運転手さんを育てる専門の先生がいるんですよ」と職員さん。「なんだか学校みたいだね」と女の子はおどろきます。
実習をへてようやく一人前の運転手に
授業をおえたら、実際の道路に出てバスを運転する実習へとすすみます。「バスはふつうの車より背が高いから運転もむずかしそうだね」とパパ。「ふつうの車とは見える場所、見えない場所もちがいます。ゆれないようにブレーキをかけるのにもコツがいるんですよ」と職員さん。研修所を卒業した運転手さんは、それぞれのはたらく営業所へ。そこでもせんぱいの運転手さんが一対一でていねいにおしえてくれます。最後のテストにごうかくすれば、いよいよ一人前の運転手さんとしてデビューです。
ワザをみがく、とくべつなバス!
運転手さんになってからも、運転のワザをみがく努力はつづきます。「ふつうのバスとはちがう、訓練車というとくべつなバスを使った練習もあります。走っているときのスピードや車内のゆれ、前の車との距離、運転手さんの目のうごきなどを数字で記録できるので、自分の運転のクセに気づけて直すことができるんです」と職員さん。「そんなとくべつなバスがあるなんてしらなかった!」と男の子も目をまるくします。
あたたかいひと言が運転手さんのはげみに
「運転手さんは、おぼえることがたくさんあるんだね」「たいへんそう」と男の子と女の子は顔をみあわせます。そんなふたりに職員さんが笑顔でこたえます。「おぼえることは多いけど、そのぶん、やりがいも大きいんですよ。お客さまに“ありがとう”とか“すてきな案内でした”と言ってもらったり、キミたちのようなちいさなお子さまが笑顔で手をふってくれたりすると、みんな運転手になってよかったなと思うんです」
バス運転手への夢がひろがる
「ぼく、大きくなったらバスの運転手さんになりたい」「わたしも!」。男の子と女の子はそう口々に言い合いました。「しょうらい、いっしょに働ける日を楽しみにしていますね」と職員さんもにっこり。「ふたりが運転するバスに乗るのがたのしみだな。期待してるよ」とパパもうれしそうです。バスの運転手さんへの夢がひろがった一日でした。