TOEIのオシゴトストーリー

皆さんが普段何気なく乗っている電車やバスなどの運行を行っている都営交通。
その運行には、東京でくらす人たちの生活を支える取り組みなど、
意外と知られていないお仕事もたくさんあるんです。
実は身近な都営交通のお仕事、その一部をご紹介します。

あれ、どうしたのかな? 男の子が泣いています。
「だいじなかさを電車の中に忘れちゃったんだ」
お気に入りのキーホルダーがついたかさは、男の子のたからものです。
「だいじょうぶよ。
迷子のかさがあつまるところがあるから、きいてみようね」
ママはそう言うと、どこかに電話をかけました。
電車やバスで迷子になった忘れ物は、
どんなふうに持ち主に戻ってくるのでしょうか。
イラスト:髙安恭ノ介

イラスト:だいじなかさを電車の中に忘れちゃったんだ

忘れ物に気がついたら
早めに問い合わせを

駅やバス営業所などに届いた忘れ物は、見つかった時間、場所、色や形の特徴などを登録しており、問い合わせがあると、検索し、ご案内できるようにしています。忘れ物をしたことに気がついたら、できるだけ早く、お忘れものセンターや駅の係員にお問い合わせください。問い合わせる際は、「いつ・どこで・どんなもの」を忘れたのかをできるだけくわしく伝えると、より見つかりやすくなります。

東京都交通局お忘れものセンター
03-3816-5700(自動音声ガイダンスに従って「2番」を選択してください)
9:00~20:00(年中無休)

イラスト:忘れ物に気がついたら早めに問い合わせを

忘れ物は
いろいろなものが
届きます

忘れ物で特に多いのは傘。雨の日はもちろん、晴れの日も日傘の忘れ物が多くあります。そのほか、お財布、マフラーや手袋、お土産が入った紙袋、ワイヤレスイヤホン、お弁当など、忘れ物の種類はさまざま。

イラスト:忘れ物はいろいろなものが届きます

迷子になった
忘れ物が集まる
お忘れものセンター

電車やバスの車内で見つかった忘れ物は、駅やバス営業所などに集められ、3~5日ほどでお忘れものセンターに送られます。お忘れものセンターでは、さまざまな忘れ物を品目別に仕分け、見つかった路線や系統ごとに整理して保管します。

イラスト:迷子になった忘れ物が集まるお忘れものセンター

忘れ物も「大切なもの」。
管理はしっかり丁寧に

お忘れものセンターに送られた忘れ物は、登録されている情報と丁寧に照らし合わせ、間違いがないことを確認します。現金が入ったお財布は、ほかのものとは分けて特に厳重にチェック。忘れ物の確認は常に複数の人の目で行い、なくしたり壊れたりするのを防いでいます。

イラスト:忘れ物も「大切なもの」。管理はしっかり丁寧に

無事に戻ってきて
ひと安心!

持ち主が分かった忘れ物は、お忘れものセンターの窓口でお返ししています。お返しできたときは、お客様も職員もほっとひと安心。保管期間中に持ち主に返せなかったものは、お忘れものセンターから警視庁遺失物センターに移されます。

イラスト:無事に戻ってきてひと安心!

忘れ物していませんか?
降りる前に確認を

電車やバスを降りるときには、忘れ物をしないよう、座席や網棚の上の確認をお願いします。また、万が一忘れてしまったときのために、持ち物にはキーホルダーやシールなどちょっとした目印を付けておくと、とても見つかりやすくなります。

イラスト:忘れ物していませんか?降りる前に確認を