東京都交通局
について
東京都交通局の経営理念・経営方針や事業の概要を取組の一例を交えながらご紹介します。
経営理念
私たち都営交通は、都民やお客様に信頼され、支持される公共交通機関として、安全・安心を何よりも大切にし、東京の都市活動や都民生活を支えていきます。
経営方針
- 都民やお客様の信頼に応えるため、安全・安心を最優先し、全職員が一丸となって、災害に強く、事故のない都営交通を実現します。
- お客様が求める質の高いサービスを提供し、快適で利用しやすい都営交通を実現します。
- 首都東京が抱える様々な課題に果敢に挑戦し、東京の発展に貢献する都営交通を実現します。
- 事業環境の変化にも迅速かつ的確に対応するとともに、中長期的に安定した事業運営を行っていくため、経営基盤を強化します。
鉄軌道事業
東京都交通局 鉄道事業の歴史は、東京市が電気局を開局して、路面電車事業と電気供給事業(火力発電事業)を開始した1911(明治44)年にさかのぼります。その後、1960(昭和35)年に都営地下鉄浅草線を皮切りに、三田線、新宿線、大江戸線、日暮里・舎人ライナーと開業し、首都東京の交通ネットワークを拡充させてきました。
安全・安心の確保
ホーム事故「0」に向けて
都営地下鉄の各駅では、ホームでの電車接触事故や転落事故を防ぐため、ホームドアの設置が進んでいます。2023年度には交通局が管理する全ての駅での整備が完了する予定です。また、車椅子用の乗降口スロープの採用や、ホーム自体の改良など行い、ホームと車両の段差・隙間を縮小する取組を進めています。

質の高いサービスの提供
車両のバリアフリー化
都営地下鉄では、車いすをご利用のお客様、ベビーカーをご使用のお客様などにご利用いただけるフリースペースの導入を車両更新に合わせて進めています。また、東京さくらトラム(都電荒川線)の車内には、車いすスペースや車いすをご利用になるお客様に配慮した「降車用押しボタン」を設置するなど、人にやさしい車両を整備しています。

東京の発展への貢献
まちづくりとの連携
都営浅草線では開業60周年を機に「Tokyoと世界を結ぶ地下鉄」をコンセプトとして、車両、ホーム、駅構内のリニューアルを進め、東京の魅力向上への貢献を図っています。
また、泉岳寺駅では周辺地域の市街地再開発事業と一体となり、駅全体の大規模な改良工事を行います。

東京都交通局のことをもっと詳しく知りたい方は、「東京都交通局公式サイト」もぜひご覧ください。
バス事業
東京都交通局 バス事業は、関東大震災で大きな被害を受けた市電の応急措置として、1924(大正13)年に乗合バス(市営バス)事業を開始したことから始まります。現在では、主にJR山手線と荒川に囲まれた地域及び江戸川区の一部ならびに多摩地域の一部で129系統を運行しています。鉄道では網羅できないエリアに縦横に巡らされた都営バス路線は、暮らしの便利な足として親しまれ、日々多くのお客様にご利用いただいています。
安全・安心の確保
事故・災害・テロへの備え
事故を防止するため、左折時警報装置などの安全装置をバス車両に整備しています。また、不測の事態が発生した際に、緊急事態を周囲に知らせるSOS電光表示装置を導入しているほか、異常時を想定した情報伝達訓練を実施するなど、ハード・ソフト両面から非常時に備えています。

質の高いサービスの提供
誰もが利用しやすいバスを目指して
ノンステップバス(床面の地上高を約30㎝とし、ステップをなくしたバス)を全車両に導入するとともに、車内後方の通路段差を解消したフルフラットバスを日本で初めて導入するなど積極的にバリアフリーを推進しています。

東京の発展への貢献
持続可能な社会の実現に向けて
東京都が水素社会の実現に向けて取り組みを進める中、2017年に市販車としては日本で初となる燃料電池バスの営業運行を開始しました。バスから排出されるのは「水」のみ。地球にとてもやさしいバスです。また、エンジン音がなく車内はとても静かなため、快適にご利用いただけます。

東京都交通局のことをもっと詳しく知りたい方は、「東京都交通局公式サイト」もぜひご覧ください。