都営バスのニュース【報道発表】
- 東京都環境局
- 東京都交通局
燃料電池バスの走行実証実験について
東京都は、水素社会の実現に向け、2020年までに計画的に燃料電池バス100台以上の導入を目指すこととしています。このたび、来年度からの都営バスへの導入に向けて、燃料電池バスの走行実証実験を行いますので、お知らせいたします。
走行実証実験
目的
渋滞や頻繁な車線変更など、大都市特有の交通事情に応じた水素消費量やバスの操作性に関する乗務員の意見等をメーカーにフィードバックし、車両開発に反映してもらうことで、市場投入に際しての都営バスへのスムーズな導入を目指します。
走行期間
7月27日(月)~7月30日(木)
運行形態
- 都営バス営業所を起点に、営業運行ではない実験・回送運行を行います。
- 都心部及び臨海地域における路線バスルートを中心に走行します。
(走行ルートは下記参照)
確認・調査内容
次の事項の確認・調査を行います。
- 車両性能:走行性能、燃費性能、快適性
- 整備性:燃料電池と関連システムの点検整備内容や作業方法など
- 水素充填:充填時間、作業手順
参考
実証実験に用いる燃料電池バス(車両諸元)
名称 | トヨタ FC BUS |
---|---|
車両サイズ | 全長10.525m、全幅2.49m、 全高3.34m |
定員 | 77人 |
FCスタック | 114kW×2個 |
モーター | 110kW×2個 |
水素タンク | 容積480L(60L、8本) |
外部給電 システム |
最高出力9.8kW、 電圧DC300V |
その他
本実証実験は、トヨタ自動車株式会社と日野自動車株式会社における今後の市場投入に向けた技術開発上の走行性能等の検証へ東京都が協力をするものです。
走行実証実験の走行予定ルート
(都心ルート:7月27日、29日)
(臨海ルート:7月28日、30日)
「東京都長期ビジョン」事業
本件は、「東京都長期ビジョン」における、以下の都市戦略・政策指針に係る事業です。
都市戦略7 「豊かな環境や充実したインフラを次世代に引き継ぐ都市の実現」
政策指針20 「スマートエネルギー都市の創造」