ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文(c)へ
グローバルナビゲーション(g)へ
サイトのご利用案内(i)へ

ニュース

都営地下鉄のニュース【報道発表】

  • 東京都交通局

特別支援学校の生徒からいただいたバリアフリー化に対するご意見と
交通局の対応状況について

東京都交通局(以下、交通局という)では、エレベーター等による1ルートの確保や、ホームドアの整備をはじめ、駅や車両のバリアフリー化を進めています。こうした中、東京2020パラリンピック競技大会の4年前となる本年8月25日に、教育庁と連携し、東京都立文京盲学校及び東京都立墨東特別支援学校の生徒さんに、都営地下鉄の駅や車両を利用し体験していただくプログラムを実施しました。
当日は、バリアフリー対応について、交通局職員との意見交換を行い、生徒さんから貴重なご意見をいただいたところであり、交通局では、これらの意見も踏まえながら、実現可能なものについては順次改善を図っていくこととしております。
つきましては、いただいた主なご意見と交通局の対応状況について、下記のとおりお知らせいたします。

文京盲学校の生徒さんのご意見

ホームドア

「ホームドアの乗降口の片側(左側)にのみ点字シート(番線、号車、ドア番号を表示)が貼ってあるが、なぜ片側だけなのか。不便に感じるので乗降口の両側に付けてほしい。」
「ホームドアは、転落の危険回避だけでなく、島ホームの場合、どちらが何番線か、今自分のいる場所が何号車の何番ドアなのかがわかるため、非常に助かり、安全に利用することができる。」

対応状況
  • ホームドアについては、三田線と大江戸線では全駅に整備済です。
    新宿線については、平成31年度までに全21駅に整備し、浅草線については、東京2020大会までに泉岳寺駅と大門駅に先行的に整備するとともに、関係各社との協議を継続するなどし、全駅整備を目指します。
  • 現在、三田線・大江戸線のホームドア乗降口の左側に設置している点字シートについて、準備が整い次第速やかに右側にも貼付します。新宿線・浅草線についても、ホームドアを整備する際に分かりやすい点字案内を行えるよう検討していきます。

画像:点字シート
点字シート

画像:大江戸線ホームドア乗降口
大江戸線ホームドア乗降口

駅のトイレ

「水の流し方が場所によって違う。流し方がわからないのは大変困るため、個室の中の扉に点字で流し方の表示を付けてもらえると、一人でも利用することができる。」

対応状況
  • トイレの個室における点字案内については、水の流し方などの必要な情報や、適切な貼付位置を検討し、順次実施していきます。

エスカレーター

「同じ場所にエスカレーターが上り・下り2台ある駅では、上りと下りが見てはわからない。右は必ず上りにするとか徹底してほしい。できない場合には、音声案内をエスカレーター近くに設置してもらえると、間違えて乗るなど、危険な目に遭わずに済むので改善してほしい。」

対応状況
  • エスカレーターの上り・下りの方向については、駅ごとにお客様の流動の状況を慎重に考慮して設定しており、また、時間帯によって上り・下りの方向が逆転する場合もあるため、必ず右を上りにするなどの統一はできないことをご理解願います。
  • エスカレーターの音声案内については、『バリアフリー整備ガイドライン旅客施設編』及び東京都福祉の『まちづくり条例施設整備マニュアル』に基づき、引き続き、エスカレーターの改修・更新の際に設置していきます。

画像:エスカレーター

車内放送の音量

「車内放送が電車の音にかき消されてしまい聞こえにくい場合や、聞き逃してしまうことがある。行き慣れない場所や、初めて行く場所では、今自分がどこの駅にいるのかわからなくなる時があるので、もう少し音量を上げるなど改善をしてほしい。」

対応状況
  • 放送のタイミングや音量などを確認しながら、お客様にとってより最適な状態を検討していきます。

車内案内表示機

「大江戸線車内の案内表示機は、テロップが二段書きで流れており、字と字の間も狭く、大変見えづらいことから改善をしてほしい。」

対応状況
  • より視認性の良い液晶画面を採用した新型車両を平成27年度より導入していきます。引き続き、新型車両を導入する際には、視認性の一層の向上を図っていきます。

画像:LED表示(従来車両)
LED表示(従来車両)

画像:液晶モニター(新型車両)
液晶モニター(新型車両)

墨東特別支援学校の生徒さんのご意見

ホームと列車の隙間

「車椅子を利用し、一人で電車に乗る際、列車とホームとの隙間に、前輪が引っかかって止まってしまうかもしれないと感じた。」

対応状況
  • 車両とホームの隙間が大きい箇所などについては、お客様のご要望に応じて、各路線とも駅係員が備え付けのスロープ板を使用してご案内しています。
  • 新宿線では、今後、ホームドア整備に合わせ、ホームと車両との隙間が広い箇所に部材を設置するなど、隙間対策に取り組んでいくほか、新宿線で実施する対策の効果や他社での取組等を踏まえ、各路線の対策を検討していきます。

画像:ホームと車両との隙間
ホームと車両との隙間

画像:隙間対策イメージ図
隙間対策イメージ図

エレベーターの大きさ

「エレベーターは、車椅子利用の場合、1台ぐらいが限度であり、少し狭いと感じた。」

対応状況
  • エレベーターの大きさについては、『バリアフリー整備ガイドライン旅客施設編』及び東京都福祉の『まちづくり条例施設整備マニュアル』を踏まえ、11人乗り以上のかごサイズとしています。
  • 東京2020大会を見据え、新たに設置するエレベーターについては、利用実態や設置場所等を考慮し、エレベーターのサイズを検討していきます。

自動券売機

「券売機の一番上の方のボタンは、手が届かないところがある。」

対応状況
  • 車椅子のお客様が利用しやすいよう、『バリアフリー整備ガイドライン旅客施設編』及び東京都福祉の『まちづくり条例施設整備マニュアル』に基づき、全ての駅で低い位置に券売機を設置しています。また、券売機の下部に設置しているテンキーでも乗車券を購入することが可能となっています。
  • 券売機の使い方をより分かりやすく案内するとともに、お客様の声も伺いながら、どなたにも利用しやすい券売機の導入に取り組んでいきます。

画像:低位型自動券売機
低位型自動券売機

画像:テンキー
テンキー

ここからサイトのご利用案内です。

サイトのご利用案内ここまでです。