都電荒川線のニュース【お知らせ】
- 東京都交通局
東京さくらトラム(都電荒川線)における電車無線設備へのIP無線方式導入について
東京さくらトラムでは、電車の安全運行を確保するための保安通信設備として、電車無線設備を使用していますが、老朽化による更新時期を迎えたため、電車無線の方式の検討を行ってまいりました。
このたび、国内の路面電車の保安通信設備としては初めて、クリアな通話が可能なIP無線(※)方式を導入して電車無線設備を更新しましたのでお知らせします。
特徴は以下のとおりです。
1.安定した無線通信
マンション建設等の影響で電波環境が変化した場合においても、電気通信事業者が所有する携帯電話のパケット通信網を利用するため、安定した無線通信環境を確保できます。
2.整備コストの縮減
既存のIP無線サービスを利用することにより、専用の無線設備を整備するのに比べ、コストを縮減できました。
今後も、東京さくらトラムでは一層の安全運行に努めてまいります。


※IP無線
VoIP(音声をデジタル化及び圧縮し、パケットに変換して、携帯電話のパケット通信網等を使用して伝送する技術)により、音声を伝送する移動通信サービスです。
無線免許の申請や自営の基地局設備が不要であるため、設置・維持費用が削減できるメリットがあります。