都営地下鉄のニュース【報道発表】
- 東京都交通局
都営浅草線ホームドア整備について
東京都交通局(以下「交通局」)では、ホーム事故「0」を目指して、ホームドアの整備を進めており、令和元年度までに、三田線、大江戸線、新宿線の全駅と、浅草線の新橋駅、大門駅、三田駅、泉岳寺駅の4駅で完了しています。
残る浅草線15駅についても、令和5(2023)年度までの整備完了を目指して、下記の工程で設置しますので、お知らせします。
なお、押上駅は、整備主体となる京成電鉄が整備を行います。
記
1.工事概要
令和3(2021)年秋に東銀座駅から設置を開始し、令和5(2023)年度までに整備完了を目指します。
2.工程
3.ホーム上の安全対策
- 全ての駅で、駅係員によるホーム監視を行うほか、警備員を配置しています。
- 視覚に障害をお持ちのお客様への声かけを徹底するなど、安全の確保を図ります。
- 工事中の駅では、ホーム上の警備員を増やすとともに、自動音声案内装置を設置し、音声による案内を行います。
4.工事に関する情報提供
- 各駅の工事予定日は、順次、駅での掲示及び交通局ホームページに掲載
- 浅草線リニューアルプロジェクトの特設サイトにおいて、ホームドア整備のPR動画を配信(QRコードを用いたシステム開発経緯やメリット等も紹介)
【参考】都営浅草線ホームドアのシステム概要
- 都営浅草線は、複数の鉄道事業者による相互直通運転を行っており、車両の編成数や扉の数が異なる様々な列車が運行されています。このため、従来の方式によりホームドアを導入すると、各社の車両改修が必要になり、多くの経費と時間がかかってしまいます。
- そこで、車両の改修を必要としないQRコードを用いたドア開閉連動技術を採用し、これらの課題を解決しました。今回の工事も、先行整備した4駅と同様にQRコードを用いたドア開閉連動技術により制御します。
- この技術は、交通局と株式会社デンソーウェーブとで共同開発し、地下鉄では都営浅草線が初めて採用しています。また、他の鉄道事業者におけるホームドア整備の一助となるよう特許をオープンにしています。
- すでに京浜急行電鉄株式会社、神戸市交通局(神戸市営地下鉄)で実用化されているほか、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)での実証試験が始まるなど、鉄道各社に広まり始めています。
QRコードを車両ドアに貼り、ホーム上のカメラ(読み取り装置)で車両ドア数、編成車両数などの情報やQRコードの動きを検知します。⇒車両ドアの開閉に合わせてホームドアを開閉します。